旅行

インド旅#5

インド最終日の朝は、7時30分からホテルにて朝食をとりました。

他のホテルと同じく、シリアルやフルーツ、パンなどのメニューです。

シリアルにホットミルクを掛けていただくと普通に美味しいです。本当はコールドミルクを掛けようとしたらなぜか表示が逆になっていました。パンは熟しているような変な臭いがして半分残しました。最終日ですが、気は抜けません。

朝食後にレッドフォートに向かいました。

歩いて30分以上かかりそうだったので途中で声をかけられたリキシャに50ルピーで交渉しましたが、さすがにダメそうで結局歩いて行くことにしました。

ニューデリー駅を過ぎて、いかにも東南アジアな街を抜けて行きます。

レッドフォートの途中にある、ジャーマーマスジトに立ち寄ることにしました。

遠くからでも分かるほど巨大なモスクが見えてきました。

ゲートをくぐり階段を上がると受付があり、入場料300ルピーの他、ハーフパンツできたため腰に羽織を巻かれて追加で100ルピーを支払いました。

午前中だからか中は観光客が1組のみでした。だだっ広い広場に玉ねぎとミナレットがそびえ立ちます。荘厳です。

建物の中も、大きく左右に開けた通路になっています。

表から裏の方には回れないみたいです。

本来なら南側のミナレットも料金を支払えば登れるようでしたがこの日は受付カウンターがクローズしており残念でした。

広場からモスク周辺を見渡すと、ビニールの小屋や商店、人で喧騒に包まれていますが、モスクは終始、静かでした。

見学を終えて、再びレッドフォートへ向かいます。

途中土産物店を抜けて行きますが、かなりのボロボロ小屋やブルーシート小屋の商店があります。

レッドフォートの近くには露店がたくさん出ています。

露店から大通りを渡りレッドフォートのガードマンにどこから入れるのか聞いたところ、そのまま通してくれました。

学生っぽい集団はそこからは入れずに追い返されているようでしたが…

正面から見るととても巨大です。

左右に伸びる城壁が、デカさや規模を物語っています。

お城は赤いレンガを積み上げた作りになっており簡素さを感じ、日本の築城技術の高さを感じました。

チケットはQRで買うと少し安いみたいでしたが、カウンターで600ルピーを支払い入場しました。

建物に入る時に必ずあるいつもの身体検査を受けると、ボディチェックのスタッフが二頭筋を指差し「ジム?」と言われました。

マッチョは世界共通言語と改めて認識しました。

ゲートを通過し、正面脇から建物の中に入りました。

入口には大砲もあります。

中に入ると、奥の公園まで続く道の左右にお土産物屋がたくさん入っていました。

そこを抜けるとかなり広い公園になっていて博物館やいろんな建造物などがあります。

犬も暑そうに休んでいます。

ひとしきり見て周り、コーヒーショップにて休憩することにしました。

チャイのような冷たい飲み物とクロワッサンに野菜をペースト状にしたものが入っているパンをいただきました。

レッドフォートを出て、目の前の「チャンドニーチョウク」という通りを歩いてホテルへ戻ります。

この通りは自転車リキシャはめちゃくちゃ多いですが、オートリキシャはほぼいません。何かのルールがあるようです。

「駐車違反は罰金20000」の標識がありました。インドはとても厳しいですね。

街をゆっくり見ていたら時間が押してしまい、オートリキシャに100ルピーで交渉しホテルまで戻りました。

チェックアウト時間になんとか間に合い12時ジャストに、5,897ルピーをカードで支払いホテルを出ました。

その後は、コンノートプレイス周辺の洋菓子店に入りお土産を買いました。

そして現地での最後の食事はマックでした。

お昼時は満席で、インドでもマックは人気のようです。

タンドリーチキンラップセット、ポテト、コーラLサイズ、単品でティッカバーガーを注文しました。

若干マサラのようなインドスパイスを感じるも普通のマックでした。

ポテトには大量のケチャップをくれます。

しめて400ルピー弱で、さすがのマックはどこでも安くて安定のクオリティーでした。

空港へ向かうため、最終日にて初のウーバーを手配しました。

3分ほどでウーバーが到着し、氏名を確認し、料金330ルピーであることを確認し乗り込みました。

これまでで1番料金的には安かったですがタクシー内は今までで1番ボロかったです。

行き先は「ターミナル3」と伝え出発しました。

途中、ガソリンスタンドに立ち寄り給油しました。インドのガソリンスタンドは給油中、乗ってる人が全員降りるシステムなのかとりあえず言われるがまま降りました。

また走り出し、無事に空港に到着しました。発券作業は、バラナシに行く時に覚えたマシンで操作してみるも上手くいかず、空港入口のスタッフにメールの搭乗券を見せると、「英字にしてくれ」との希望通りにした上でパスポートも見せたところ無事に空港内に入れました。

ANAの受付に行き搭乗券を発行し荷物を預けます。

インディースタッフは日本語をしっかりと話せ、安心感があります。

その後、出国手続きをして保安検査を受け、時間までコーヒーショップで待機しました。17時20分に退店し、ルピーの残金を使おうとお土産屋に寄りプロテインバー2本を購入し、残金は100ルピーほどと小銭になりました。最後にトイレに寄っていると搭乗開始時間の17時30分を過ぎており、空港のスタッフに「ハリーアップ」と言われ、ダッシュで搭乗ゲートに向かい受付し、飛行機へ乗り込みました。

飛行機内は、ANAだけあってスタッフは日本人ばかりで、まだインドでしたがもう日本に戻った気分でした。悲しい…

18時になり定刻通りにフライトしました。

しばらくして夕食が配膳され、洋食は残りが少ないからと和食の鳥の照り焼きになりました。

夕食後にコーヒーを飲み機内はすぐに消灯して就寝態勢となりましたが、途中で体が浮くほどのかなりの揺れがありました。

羽田空港へは定刻より30分ほど早く到着し、荷物を受け取り税関を過ぎたら、京急に乗って帰宅路へ向かいました。

電車内では、旅行中の出来事を思い出しながら、センチメンタルな気分になりました。

圧倒的喪失感、悲しい、いろいろあったけどまた行きたい、そんな気分にさせてくれる旅でした。